2015年07月30日

清水潔「騙されてたまるか」を読み終えましたよ

このブログでは収益を上げることを主な目的にしているため商品紹介のアフィリエイトもどんどんやっていきますが、心底自信をもってオススメできるもの以外は紹介いたしません。自分が実際に使ってみて本当に「こりゃすげえわ」と感動・感心した商品のみアップしてまいります。

で、今月読んだ本のなかで最も面白かったのが、FOCUS 出身の事件記者である清水潔さんが書いた「騙されてたまるか 調査報道の裏側」。

清水さんが書いたノンフィクション事件簿は「桶川ストーカー殺人事件」、北関東で起きた連続幼女殺人事件を追った「殺人犯はそこにいる」と読んできて、新刊の内容云々を確認することなく「あのひとの新作なら読んでみっか」と夜中一瞬にしてAmazonをポチったのがこの一冊です。そしてポストに届くなり、250ページほどのこの新書本にカブりつくようにして一気に読み終えました。

大手企業や官公庁が日々発表しているようなプレスリリースを鵜呑みにしてそのまま拡散するような報道(これを本書のなかでは「発表報道」と呼ぶ)ではなく、作者は現場に足を運ぶことを信条とし、自らの目で確かめ、時に孤立しながらも関係者の話にたんねんに(かなり異常なくらい)拾って真実を追求していきます。膨大な時間も金もかかってその割に記事にならない(=お金にならない)ケースもよくあるというこの調査報道の手法を、作者自身、非効率的だとも感じておられるようですが。

ときには日本で殺人を犯して国外逃亡したブラジル人たちを地球の裏側まで追いかけ、過去の冤罪事件を暴いて警察を糾弾したかと思いきや捜査各局を出し抜いて凶悪な真犯人にたどりつくーー。作者が過ごしてきたそんな日々がテンポよく綴られています。

そして、新聞やテレビが報じて皆が信じていても、おかしいもんはおかしいだろ。その発表を鵜呑みにしていいのか。おまえらなんかに騙されてたまるか。そんな骨太な作者の声が胸に響いてくる一冊です。

まあ、こんなこと書いてはみたものの、理屈を超えて、ただ単純に清水さんが行く先々で起こるアクシデントや、手に汗にぎる犯人との対決シーンがたまらなく刺激的であることがこの本の最大の魅力かもしれません。

読後感爽快、今夏オススメの一冊です。
posted by かわせみだるま仕事人 at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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